2011年11月26日土曜日

第3回サロン開催のお知らせ

【日時】2011年12月16日(金)14:00-17:10
【会場】TKP神田ビジネスセンター 603会議室

東京都千代田区神田美土代町3-2 神田アベビル 6F

http://kanda-kc.net/access/index.shtml


今回のサロンはいつもより時間を延長して、学会副会長と2名の会員にご登壇頂きます。

 毎年この時期はIEAの世界エネルギー見通し=World Energy Outlookレポートに目を通す学会員が多いことと思います。今年は会員の小野様がサロンで取り上げて下さいます。同じく会員の石川様は学会論文賞を受賞された研究に加えて、福島原発事故前後を含めて東京日野市で放射線量を計測したご経験を発表。また、多忙なスケジュールの合間を縫って京都から駆けつけて下さる芦田副会長が、NPO法人EEFA(環境・エネルギー・農林業ネットワーク)の取り組みを中心に、グローバルな活動をご紹介下さる貴重な機会となりました。

 エネルギーはもちろんのこと、経済・政治・環境、どれをとっても我々の生活基盤に不安材料を投げ込んできます。エネルギーの本質を捉え、我々に何が出来るかを考える。年末に相応しいサロンではないでしょうか。

演題(1): 14:00-14:50(質疑応答含む)
国際エネルギー機関(IEA)「世界エネルギー見通し2011」と
A.S.Hall「EPRバルーン」の問題点

講演者: 小野章昌 Ono Akimasa (もったいない学会員)

講演内容: IEAレポート最新版の内容を紹介。世界の石油、ガス、石炭の生産見通し(2035年まで)、とりわけ石油・ガスの非在来型資源(ライト・タイト・オイル、シェールガス、コールベッド・メタン)の生産見通しについてどのように見るか。併せて電力需給見通し、地球温暖化問題の見通しなどにも触れる予定。また、A.S.Hallの「EPRバルーン」は私の目から見ると多くの問題を抱えており、その内容を紹介する。

演題(2): 14:50-15:40(質疑応答含む)
太陽熱利用住宅を測る-EPR評価と放射線量計測

講演者: 石川 宏 Ishikawa Hiroshi (もったいない学会員)

講演内容: 数年前に東京都日野市に、太陽熱を取り込み、暖房や貯湯に用いる太陽熱利用形住宅を建設。その住宅性能を評価するために、さまざまなセンサを取り付け計測してきた。その結果をエネルギー収支評価として報告。また計測の一環としてガイガーカウンタによる、放射線量を計測し、ホームページにリアルタイムにデータを公開。その経験から、災害と情報公開について考察する。

(10分間-休憩)

演題(3): 15:50-16:50(質疑応答含む)
日本沈没にどう対応するか?

講演者: 芦田 讓 Ashida Yuzuru (もったいない学会副会長)

講演内容: 1973年と1978年の二度にわたるオイルショック、その後のバブル経済とその破綻、リーマンショックによる追い討ち、さらに2011年の東日本大震災と原子力発電所事故への対応をみていると、日本は今後沈没へと向かって進むのではないかと危惧される。海外から国民は一流、経済は二流、政府は三流とみられても仕方がない状態である。日本人が過去千年以上にわたって培ってきた日本人気質はどこにいってしまったのだろうか?これらの問題の解決には確固たる信念と哲学に基づいた対応策が要求される。本講演では講演者が関係している具体的な取り組みについて話をする。

総括: 16:50-17:10 もったいない学会会長 石井吉徳 Ishii Yoshinori

*終了後、17時30分より神田界隈で交流会(3千円)を予定しています。

参加申込みはこちらからお願いいたします。

2011年9月2日金曜日

第2回サロン開催のお知らせ

もったいない学会平成23年度第2回サロン開催のお知らせ

【日時】2011年9月30日(金)15:00から17:00
【会場】東京大学本郷キャンパス工学部2号館211教室
会場の位置は以下をご覧下さい。
工学部2号館の位置は以下をご覧下さい。

3.11東日本大震災に続き福島原発事故が発生。日本のみならず世界でも発電を中心にエネルギーとはどうあるべきかを人々が考え判断を下そうとする大きなムーブメントが起こっています。しかし、発電だけ、原発だけにフォーカスしてエネルギーを議論し結果を出してしまうことは、石油ピーク後の人類の歩みをひたすら困難なものへと導いてしまうでしょう。
現代文明を支えてきた石油。真に石油の代替となりうるエネルギーは今のところ存在しません。なぜか?質がともなわなければエネルギーには成りえないからです。

最初の演題ではエネルギーの量だけでなく質を捉えるバルーングラフが登場します。おそらく日本版が作成され発表されるのは初めてのことではないでしょうか。続いて石油生産キャパシティー予測を取り上げます。特に、期待通りなのか期待はずれなのか、その見極めが未だ悩ましい非在来型石油の最新情報を頼りに、議論を通して認識を深めて参りましょう。最後に会長の石井吉徳_東京大学名誉教授がもったいない学会ならではの視点で総括をします。懇親会も御座いますので、どうぞ秋めいた東京大学本郷キャンパスへ足をお運び下さい。

演題(1):日本におけるBalloon Graph(エネルギーの量と質のマップ)の作成
講演者(1):鎗谷浩明(東京大学大学院工学系研究科修士1年)
時間:15:00-15:45(質疑応答含む)
講演内容:エネルギーの質・量の双方から現在の日本のエネルギー事情を捉えるため、各種エネルギーの供給量とエネルギー収支比(EPR/EROI)を求め、Balloon Graphと呼ばれるグラフを作成。このグラフによって、現在の日本における各種エネルギーの分布が一目で分かるほか、年々エネルギー全体のEROIが減少傾向にあることなども示唆される。

演題(2):石油生産キャパシティー予測2011と産油国の新エネルギー事情
講演者(2):茂木 源人(東京大学大学院工学系研究科准教授)
時間:15:45-16:45(質疑応答含む)
-講演者略歴-
東京大学工学部資源開発工学卒業後,日本鉱業株式会社入社,豊羽鉱山及び中条油業所勤務を経て,東京大学工学部助手,1992年4月同講師,1992年11月~1993年10月ルレオ工科大学(スウェーデン)客員研究員,1994年4月東京大学大学院工学系研究科地球システム工学専攻助教授,2006年4月同技術経営戦略学専攻助教授,2007年4月~同准教授,2008年4月~アドバンテッジ・パートナーズ社会戦略投資学寄付講座代表,2010年11月~「太陽光を機軸とした持続可能グローバルエネルギーシステム」総括寄付講座共同代表.

総括:もったいない学会会長 石井吉徳(東京大学名誉教授)
時間:16:45-17:00

終了後、17時15分より交流会(3千円)を予定しています。

参加申込みは以下からお願いいたします。

2011年7月3日日曜日

福岡県中小企業家同友会 地球環境問題委員会7月勉強会のご案内

どうなる日本のエネルギー問題!?

石油ピークと3・11後の地域社会を考える

~これからの脱浪費社会とは~

講演者:石井吉徳


○時 間 20117月11日(月) 1820 2030

○場 所 福岡同友会会議室 (福岡県中小企業振興センター11F

(福岡市博多区吉塚本町9-15 TEL:(0926861234

○参加費 ¥1,000円

○主 催 福岡県中小企業家同友会 地球環境問題委員会

○共 催 NPO法人もったいない学会


お申し込み方法など詳細はこちらのファイルをご覧下さい。

2011年6月29日水曜日

平成23年度第1回サロンのお知らせ

【日時】2011725日(月)15:00から17:00

【会場】東大本郷キャンパス山上会館2201202会議室

http://www.sanjo.nc.u-tokyo.ac.jp/sanjo/contact/

演題(1):電力業界を取り巻く諸情勢について

講演者(1):早坂房次(東京電力)

時間:15:00-15:50(質疑応答含む)

講演内容:東日本大震災と弊社福島第一原子力発電所の事故に伴い、電力供給不足から計画停電や電気の使用制限など節電をお願いする事態となっています。また、原子力発電所の停止に伴い大幅な火力発電所へのシフトが生じている結果、日本における化石燃料消費は急激に増えています。昨今の食料価格の高騰や化石燃料価格の高騰など、ローマクラブが1972年に警鐘を鳴らした「成長の限界」が現実味を帯びてきているかにも見えます。このような状況下における電気事業を取り巻く諸情勢について内側から感じているものをお話ししたいと思います。なお、本サロンのご説明内容は講演者の個人的見解であり所属する組織の公式見解ではありませんので予めご了承下さい。

演題(2):風力発電の現状と展望

講演者(2):林 農(鳥取大学名誉教授)

時間:15:50-16:40(質疑応答含む)

講演内容:東日本大震災で風力発電は損傷することなく,むしろ原子力発電崩壊による電力不足分を補った実績を残しました.世界の進歩から遅れていた日本の風力発電導入もこれから急進展させなくてはなりません.風力などの再生可能エネルギー普及促進の「再生可能エネルギー電気調達特別措置法」による電力の「全量買い取り制度」の成立に期待が集っています.現時点での風力発電の技術的・社会的な課題と克服方法は何か? 着床式と浮体式の2種類の洋上風力発電の可能性は? などについてお話しします.

演題(3):日本におけるBalloon Graph(エネルギーの量と質のマップ)の作成

講演者(3):鎗谷浩明(東京大学大学院工学系研究科修士1年)

時間:16:40-16:55

講演内容:エネルギーの質・量の双方から現在の日本のエネルギー事情を捉えるため、各種エネルギーの供給量とエネルギー収支比(EPR/EROI)を求め、Balloon Graphと呼ばれるグラフを作成した。このグラフによって、現在の日本における各種エネルギーの分布が一目で分かるほか、年々エネルギー全体のEROIが減少傾向にあることなども示唆される。

閉会の挨拶:16:55-17:00

終了後、1715分より交流会(3千円)を予定しています。

参加申込みはこちらからお願いいたします。


2011年6月21日火曜日

日本工学アカデミー 「人類未来戦略」講演会のお知らせ

社団法人 日本工学アカデミー 第168会談話サロン 「人類未来戦略」講演会


この度、もったいない学会が協賛をし、以下のシンポジウムを開催することになりました。

テーマは、「石油文明が終わる日本はどう備える:3.11以降の日本を考える」です。


3.11以降、日本でもエネルギー問題に関する人びとの意識が急速に高まってきたように感じられます。メディアでも多くの報道がなされています。むしろ、情報が多すぎて、何が「ホント」のところなのか、判断が難しくなっているほどです。


そんな中、「エネルギー問題の本質」をもう一度見つめ直し、3.11後の日本の姿を構想していこうというのが、本シンポジウムです。


参加費は、「無料」です。


また、参加資格は、「もったいない学会会員」のみなさまと、「会員から紹介を受けた人」も無料で参加できます。


当日、会場でお目にかかれることを楽しみにいたしております。

*シンポジウム参加には、「事前登録」が必要です。以下のフォームから、参加登録を

お願いいたします。(2011年7月10日までにお申し込み下さい)


http://www.mottainaisociety.org/low_e/low_e/110717-form.html

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社団法人 日本工学アカデミー 第168会談話サロン

「人類未来戦略」講演会


テーマ:石油文明が終わる日本はどう備える:3.11以降の日本を考える

日時:2011年7月17日(日曜日) 13:30~16:50

場所:学士会館 202号室

   東京都千代田区神田錦町3-28

   (都営三田線・新宿線、東京メトロ半蔵門線「神保町」駅下車 A9出口1分

    または東京メトロ東西線「竹橋」駅下車 3a出口5分)

参加費:無料

主催:社団法人 日本工学アカデミー

協賛:NPO法人 もったいない学会


<プログラム詳細>

背景:2011年3月11日の地震・津波は我々に原発が脆弱であることを教えた。今後は原発に大きな期待はできないであろう。一方IEA(国際エネルギー機関)は、2010年11月、在来型石油の生産ピークは2006年であったことを公表した。在来型石油以外のエネルギー開発はEPR低下、環境破壊などの大きな課題がある。原発、石油に頼ることができないとするならば「低エネルギー社会」の到来は不可避であり、この点に関して議論を深めておく必要がある。


話題提供: (13:30-14:50)

1)低エネルギー社会における日本のプランB

石井吉徳氏 人類未来戦略フォーラム代表、もったいない学会会長

  いまの世界的な経済不況の深層に石油ピークがある。それは、人は自然の恵みで生かされているからである。地球は有限、資源は質が全てと理解すると未来が見えてくる。新聞、テレビは経済浮揚策、温暖化一辺倒のようだが、それも「石油ピーク」を理解する必要がある。エネルギー無しには何も動かせず、何も作れないからである。もう欧米の権威を単純受容しない、自分で考える、それが国際力学で強かに生きることに繋がる。「もったいない」と思う、豊かな心、人の絆を大切にする多様な地域社会を目指す、科学合理性とリアリズムを基に、21世紀の理念を育てたい。エジプト革命は多くを教えている、何をそれから学ぶか、私見をのべる。


2)世界の炭化水素資源の現状と課題

鈴木勝王氏 石油資源開発株式会社副社長

  世界の石油生産はピークを迎えた。米国と世界の石油生産量の実測と予測と、石油埋蔵量に関する専門家の悲観論・楽観論を紹介する。また世界の原油のエネルギー収支比(EPR)は1930年代以降低下していること、低品位の資源のEPRは低いことを議論する。さらに太陽光や風力などの再生可能エネルギーのEPRについても議論する。


休憩: (14:50-15:05)


パネル討論: (15:05-16:45)

1)中東UAEの成長戦略 (10分)

小寺保彦氏 JX日鉱日石開発株式会社探鉱部グループマネジャー

  中東UAEは、石油が生み出す富で、当面豊かな生活を送れるが、そうした中、敢えて「石油に頼らない」国の将来像を、国のトップが思い描き、その実現に向けての戦略を明確に打ち出している。本講演では、UAEの2つの首長国アブダビとドバイを取り上げ、その異なる成長戦略と将来像実現に向けての取り組みを紹介する。


2)エネルギー収支的視点で見る人間社会 (10分)

松島潤氏 東京大学大学院工学系研究科准教授、もったいない学会理事

  科学的なアプローチに基づいて、エネルギー問題における私達の立ち位置を明確にし、将来を見通す方法論について紹介したい。生物はエネルギー収支の制約の元で、進化あるいは絶命を遂げてきたという見方がなされ、この考え方を人間社会に適用する試みが生態学分野で提唱されている。エネルギー収支的視点から見た日本社会の現状と将来について分析した結果について紹介する。


3)エネルギー問題とイノベーション (10分)

松見芳男氏 伊藤忠先端技術戦略研究所長

  グローバル化するイノベーションの動きの中で、産業におけるベンチャーの役割が増大。エネルギー分野も例外ではない。


4)石油ピーク後の都市論   (10分)

山本達也氏 名古屋商科大学コミュニケーション学部准教授、もったいない学会理事

  石油ピークを迎え、世界が石油減耗期に突入することになると、これまで国際社会の「主役」を務めてきた近代国民国家は、大きな困難に直面することになるだろう。「国家」が相対的にその地位を落とす中で、注目されるのが「都市」である。なぜ、今、都市なのか。その理由と、石油ピーク後の都市のあり方について新しい価値観を持ちつつ興隆してきた社会階層(クリエイティブ・クラス)に注目しながら論じていく。


5)大きな時間のモノづくり (10分)

今泉真緒氏 日本科学未来館 展示企画

 石油ピーク後の社会では、地球規模の「大きな時間」をもってモノづくりをとらえていくことが必要だろう。大量生産型消費社会における「より速く・多く」という生産活動が、新しい仕組みへと移行する中、科学者からデザイナー、廃棄物処理事業者まで、異分野の専門家間の対話が活性化している。科学とデザインをつなぐ立場から、両者の役割と、これからのモノづくりにおける可能性を考える。


6)オイルピーク後の低エネルギー社会対応戦略試案(10分)

旭岡勝義氏 (株)社会インフラ研究センター代表取締役、日本工学アカデミー理事、

もったいない学会理事

オイルピーク後に備えるためには、3・11以降の復興を含めて、今後の対応政策が重要であり、社会インフラ変革を含めて低エネルギー社会への転換戦略を推進する必要がある。こうした総合的な政策の展開をどのように進めるべきかを、事例等を含めて展開する


7)総合討論   (40分)

   進行役:山本達也氏

・話題提供者・パネリストへの質疑応答

  ・新しい社会作り 従来と違う発想は?

  ・ベテランと若手のコミュニケーション 石油文明終焉後に生きる次世代の考えは?


おわりに: (16:45-16:50)