【日時】2011年12月16日(金)14:00-17:10
【会場】TKP神田ビジネスセンター 603会議室
東京都千代田区神田美土代町3-2 神田アベビル 6F
http://kanda-kc.net/access/index.shtml
今回のサロンはいつもより時間を延長して、学会副会長と2名の会員にご登壇頂きます。
毎年この時期はIEAの世界エネルギー見通し=World Energy Outlookレポートに目を通す学会員が多いことと思います。今年は会員の小野様がサロンで取り上げて下さいます。同じく会員の石川様は学会論文賞を受賞された研究に加えて、福島原発事故前後を含めて東京日野市で放射線量を計測したご経験を発表。また、多忙なスケジュールの合間を縫って京都から駆けつけて下さる芦田副会長が、NPO法人EEFA(環境・エネルギー・農林業ネットワーク)の取り組みを中心に、グローバルな活動をご紹介下さる貴重な機会となりました。
エネルギーはもちろんのこと、経済・政治・環境、どれをとっても我々の生活基盤に不安材料を投げ込んできます。エネルギーの本質を捉え、我々に何が出来るかを考える。年末に相応しいサロンではないでしょうか。
演題(1): 14:00-14:50(質疑応答含む)
国際エネルギー機関(IEA)「世界エネルギー見通し2011」と
A.S.Hall「EPRバルーン」の問題点
講演者: 小野章昌 Ono Akimasa (もったいない学会員)
講演内容: IEAレポート最新版の内容を紹介。世界の石油、ガス、石炭の生産見通し(2035年まで)、とりわけ石油・ガスの非在来型資源(ライト・タイト・オイル、シェールガス、コールベッド・メタン)の生産見通しについてどのように見るか。併せて電力需給見通し、地球温暖化問題の見通しなどにも触れる予定。また、A.S.Hallの「EPRバルーン」は私の目から見ると多くの問題を抱えており、その内容を紹介する。
演題(2): 14:50-15:40(質疑応答含む)
太陽熱利用住宅を測る-EPR評価と放射線量計測
講演者: 石川 宏 Ishikawa Hiroshi (もったいない学会員)
講演内容: 数年前に東京都日野市に、太陽熱を取り込み、暖房や貯湯に用いる太陽熱利用形住宅を建設。その住宅性能を評価するために、さまざまなセンサを取り付け計測してきた。その結果をエネルギー収支評価として報告。また計測の一環としてガイガーカウンタによる、放射線量を計測し、ホームページにリアルタイムにデータを公開。その経験から、災害と情報公開について考察する。
(10分間-休憩)
演題(3): 15:50-16:50(質疑応答含む)
日本沈没にどう対応するか?
講演者: 芦田 讓 Ashida Yuzuru (もったいない学会副会長)
講演内容: 1973年と1978年の二度にわたるオイルショック、その後のバブル経済とその破綻、リーマンショックによる追い討ち、さらに2011年の東日本大震災と原子力発電所事故への対応をみていると、日本は今後沈没へと向かって進むのではないかと危惧される。海外から国民は一流、経済は二流、政府は三流とみられても仕方がない状態である。日本人が過去千年以上にわたって培ってきた日本人気質はどこにいってしまったのだろうか?これらの問題の解決には確固たる信念と哲学に基づいた対応策が要求される。本講演では講演者が関係している具体的な取り組みについて話をする。
総括: 16:50-17:10 もったいない学会会長 石井吉徳 Ishii Yoshinori
*終了後、17時30分より神田界隈で交流会(3千円)を予定しています。
参加申込みはこちらからお願いいたします。
2011年11月26日土曜日
第3回サロン開催のお知らせ
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