2012年1月29日日曜日

社団法人 日本工学アカデミー 公開シンポジウムのお知らせ

「石油文明が終わる:日本はどう備える」
【シンポジウムの狙い】
現代文明は「石油文明」である。そして地球は有限であり、石油もまた有限である。国際エネルギー機関(IEA)が年次報告書で認めたように、2006年頃が生産のピークであったと考えられる。石油文明は終わりの始まりにさしかかっている。


そんな中で発生したのが東日本大震災であり、福島第一原子力発電所の事故であった。福島第一原発事故に関しては多くの論点があり、日本工学アカデミー(EAJ)も報告書を纏めた。加えて「廃炉」が決まった福島第一原発に象徴される核廃棄物最終処分の問題がある。
世界中で核廃棄物の処分場建設に着手できているのはフィンランドのみであり、アメリカはプロジェクトを白紙に戻している。ここで問われているのは「10万年後の安全」であり、日本は、今、この「10万年」という時間の意味をきちんと理解しなくてはならない。


東日本大震災後、もはやこの核廃棄物最終処分の課題を先延ばしにすることはできず、石油ピークによるエネルギー制約の中で、核廃棄物とのつきあい方を考えていかなくてはならない。困難な課題だが避けて通ることはできない。このシンポジウムでは、日本の備えについてフィンランドの事例を学びつつ独自の戦略を考えていきたい。


今回の談話サロンは、EAJの作業部会「人類未来戦略フォーラム」が企画し、もったいない学会の共催とフィンランド技術庁の協力を得て開催する。


【シンポジウム情報】
日時:2012年2月20日(月) 13:00〜17:00(17:30〜懇親会あり)
場所:東京大学(本郷キャンパス) 山上会館 大会議室
参加費:無料(ただし、懇親会出席者は当日実費をご負担ください)
主催:社団法人 日本工学アカデミー
共催:NPO法人 もったいない学会
協力:フィンランド技術庁(予定、交渉中)



【案内用ウェブサイトとお申し込み方法】

詳細は、以下の案内用ウェブサイトをご覧ください。なお、お申し込みは、以下の案内用ウェブサイトの最下段にリンクしてある、「専用お申し込みフォーム」から、2012年2月15日までにお申し込みください。多くの参加者をお待ちしております。
http://mottainaisociety.org/low_e/low_e/event-information.html

2011年11月26日土曜日

第3回サロン開催のお知らせ

【日時】2011年12月16日(金)14:00-17:10
【会場】TKP神田ビジネスセンター 603会議室

東京都千代田区神田美土代町3-2 神田アベビル 6F

http://kanda-kc.net/access/index.shtml


今回のサロンはいつもより時間を延長して、学会副会長と2名の会員にご登壇頂きます。

 毎年この時期はIEAの世界エネルギー見通し=World Energy Outlookレポートに目を通す学会員が多いことと思います。今年は会員の小野様がサロンで取り上げて下さいます。同じく会員の石川様は学会論文賞を受賞された研究に加えて、福島原発事故前後を含めて東京日野市で放射線量を計測したご経験を発表。また、多忙なスケジュールの合間を縫って京都から駆けつけて下さる芦田副会長が、NPO法人EEFA(環境・エネルギー・農林業ネットワーク)の取り組みを中心に、グローバルな活動をご紹介下さる貴重な機会となりました。

 エネルギーはもちろんのこと、経済・政治・環境、どれをとっても我々の生活基盤に不安材料を投げ込んできます。エネルギーの本質を捉え、我々に何が出来るかを考える。年末に相応しいサロンではないでしょうか。

演題(1): 14:00-14:50(質疑応答含む)
国際エネルギー機関(IEA)「世界エネルギー見通し2011」と
A.S.Hall「EPRバルーン」の問題点

講演者: 小野章昌 Ono Akimasa (もったいない学会員)

講演内容: IEAレポート最新版の内容を紹介。世界の石油、ガス、石炭の生産見通し(2035年まで)、とりわけ石油・ガスの非在来型資源(ライト・タイト・オイル、シェールガス、コールベッド・メタン)の生産見通しについてどのように見るか。併せて電力需給見通し、地球温暖化問題の見通しなどにも触れる予定。また、A.S.Hallの「EPRバルーン」は私の目から見ると多くの問題を抱えており、その内容を紹介する。

演題(2): 14:50-15:40(質疑応答含む)
太陽熱利用住宅を測る-EPR評価と放射線量計測

講演者: 石川 宏 Ishikawa Hiroshi (もったいない学会員)

講演内容: 数年前に東京都日野市に、太陽熱を取り込み、暖房や貯湯に用いる太陽熱利用形住宅を建設。その住宅性能を評価するために、さまざまなセンサを取り付け計測してきた。その結果をエネルギー収支評価として報告。また計測の一環としてガイガーカウンタによる、放射線量を計測し、ホームページにリアルタイムにデータを公開。その経験から、災害と情報公開について考察する。

(10分間-休憩)

演題(3): 15:50-16:50(質疑応答含む)
日本沈没にどう対応するか?

講演者: 芦田 讓 Ashida Yuzuru (もったいない学会副会長)

講演内容: 1973年と1978年の二度にわたるオイルショック、その後のバブル経済とその破綻、リーマンショックによる追い討ち、さらに2011年の東日本大震災と原子力発電所事故への対応をみていると、日本は今後沈没へと向かって進むのではないかと危惧される。海外から国民は一流、経済は二流、政府は三流とみられても仕方がない状態である。日本人が過去千年以上にわたって培ってきた日本人気質はどこにいってしまったのだろうか?これらの問題の解決には確固たる信念と哲学に基づいた対応策が要求される。本講演では講演者が関係している具体的な取り組みについて話をする。

総括: 16:50-17:10 もったいない学会会長 石井吉徳 Ishii Yoshinori

*終了後、17時30分より神田界隈で交流会(3千円)を予定しています。

参加申込みはこちらからお願いいたします。

2011年9月2日金曜日

第2回サロン開催のお知らせ

もったいない学会平成23年度第2回サロン開催のお知らせ

【日時】2011年9月30日(金)15:00から17:00
【会場】東京大学本郷キャンパス工学部2号館211教室
会場の位置は以下をご覧下さい。
工学部2号館の位置は以下をご覧下さい。

3.11東日本大震災に続き福島原発事故が発生。日本のみならず世界でも発電を中心にエネルギーとはどうあるべきかを人々が考え判断を下そうとする大きなムーブメントが起こっています。しかし、発電だけ、原発だけにフォーカスしてエネルギーを議論し結果を出してしまうことは、石油ピーク後の人類の歩みをひたすら困難なものへと導いてしまうでしょう。
現代文明を支えてきた石油。真に石油の代替となりうるエネルギーは今のところ存在しません。なぜか?質がともなわなければエネルギーには成りえないからです。

最初の演題ではエネルギーの量だけでなく質を捉えるバルーングラフが登場します。おそらく日本版が作成され発表されるのは初めてのことではないでしょうか。続いて石油生産キャパシティー予測を取り上げます。特に、期待通りなのか期待はずれなのか、その見極めが未だ悩ましい非在来型石油の最新情報を頼りに、議論を通して認識を深めて参りましょう。最後に会長の石井吉徳_東京大学名誉教授がもったいない学会ならではの視点で総括をします。懇親会も御座いますので、どうぞ秋めいた東京大学本郷キャンパスへ足をお運び下さい。

演題(1):日本におけるBalloon Graph(エネルギーの量と質のマップ)の作成
講演者(1):鎗谷浩明(東京大学大学院工学系研究科修士1年)
時間:15:00-15:45(質疑応答含む)
講演内容:エネルギーの質・量の双方から現在の日本のエネルギー事情を捉えるため、各種エネルギーの供給量とエネルギー収支比(EPR/EROI)を求め、Balloon Graphと呼ばれるグラフを作成。このグラフによって、現在の日本における各種エネルギーの分布が一目で分かるほか、年々エネルギー全体のEROIが減少傾向にあることなども示唆される。

演題(2):石油生産キャパシティー予測2011と産油国の新エネルギー事情
講演者(2):茂木 源人(東京大学大学院工学系研究科准教授)
時間:15:45-16:45(質疑応答含む)
-講演者略歴-
東京大学工学部資源開発工学卒業後,日本鉱業株式会社入社,豊羽鉱山及び中条油業所勤務を経て,東京大学工学部助手,1992年4月同講師,1992年11月~1993年10月ルレオ工科大学(スウェーデン)客員研究員,1994年4月東京大学大学院工学系研究科地球システム工学専攻助教授,2006年4月同技術経営戦略学専攻助教授,2007年4月~同准教授,2008年4月~アドバンテッジ・パートナーズ社会戦略投資学寄付講座代表,2010年11月~「太陽光を機軸とした持続可能グローバルエネルギーシステム」総括寄付講座共同代表.

総括:もったいない学会会長 石井吉徳(東京大学名誉教授)
時間:16:45-17:00

終了後、17時15分より交流会(3千円)を予定しています。

参加申込みは以下からお願いいたします。

2011年7月3日日曜日

福岡県中小企業家同友会 地球環境問題委員会7月勉強会のご案内

どうなる日本のエネルギー問題!?

石油ピークと3・11後の地域社会を考える

~これからの脱浪費社会とは~

講演者:石井吉徳


○時 間 20117月11日(月) 1820 2030

○場 所 福岡同友会会議室 (福岡県中小企業振興センター11F

(福岡市博多区吉塚本町9-15 TEL:(0926861234

○参加費 ¥1,000円

○主 催 福岡県中小企業家同友会 地球環境問題委員会

○共 催 NPO法人もったいない学会


お申し込み方法など詳細はこちらのファイルをご覧下さい。

2011年6月29日水曜日

平成23年度第1回サロンのお知らせ

【日時】2011725日(月)15:00から17:00

【会場】東大本郷キャンパス山上会館2201202会議室

http://www.sanjo.nc.u-tokyo.ac.jp/sanjo/contact/

演題(1):電力業界を取り巻く諸情勢について

講演者(1):早坂房次(東京電力)

時間:15:00-15:50(質疑応答含む)

講演内容:東日本大震災と弊社福島第一原子力発電所の事故に伴い、電力供給不足から計画停電や電気の使用制限など節電をお願いする事態となっています。また、原子力発電所の停止に伴い大幅な火力発電所へのシフトが生じている結果、日本における化石燃料消費は急激に増えています。昨今の食料価格の高騰や化石燃料価格の高騰など、ローマクラブが1972年に警鐘を鳴らした「成長の限界」が現実味を帯びてきているかにも見えます。このような状況下における電気事業を取り巻く諸情勢について内側から感じているものをお話ししたいと思います。なお、本サロンのご説明内容は講演者の個人的見解であり所属する組織の公式見解ではありませんので予めご了承下さい。

演題(2):風力発電の現状と展望

講演者(2):林 農(鳥取大学名誉教授)

時間:15:50-16:40(質疑応答含む)

講演内容:東日本大震災で風力発電は損傷することなく,むしろ原子力発電崩壊による電力不足分を補った実績を残しました.世界の進歩から遅れていた日本の風力発電導入もこれから急進展させなくてはなりません.風力などの再生可能エネルギー普及促進の「再生可能エネルギー電気調達特別措置法」による電力の「全量買い取り制度」の成立に期待が集っています.現時点での風力発電の技術的・社会的な課題と克服方法は何か? 着床式と浮体式の2種類の洋上風力発電の可能性は? などについてお話しします.

演題(3):日本におけるBalloon Graph(エネルギーの量と質のマップ)の作成

講演者(3):鎗谷浩明(東京大学大学院工学系研究科修士1年)

時間:16:40-16:55

講演内容:エネルギーの質・量の双方から現在の日本のエネルギー事情を捉えるため、各種エネルギーの供給量とエネルギー収支比(EPR/EROI)を求め、Balloon Graphと呼ばれるグラフを作成した。このグラフによって、現在の日本における各種エネルギーの分布が一目で分かるほか、年々エネルギー全体のEROIが減少傾向にあることなども示唆される。

閉会の挨拶:16:55-17:00

終了後、1715分より交流会(3千円)を予定しています。

参加申込みはこちらからお願いいたします。